
ミャンマー航空は今月初めにひっそりと週2便のヤンゴン-長沙線を開設し、2月28日にこの路線の戦略的な狙いを明らかにしました。約3時間のフライトで、湖南省の省都である長沙とミャンマーを直結する初の路線となり、バンコクや広州経由に比べてドア・ツー・ドアの所要時間を最大6時間短縮します。両地域の観光局はすでにパッケージツアーを企画しており、中国の旅行者はバガンの寺院やンガパリのビーチと長沙の名物である臭豆腐のナイトマーケットを一枚のチケットで楽しめるようになりました。一方、ミャンマーの旅行代理店は湖南省の雪を頂く天門山を涼しい季節の避暑地としてPRしています。ビジネス面でも関心は高く、長沙の機械・農業機器メーカーは中国・ミャンマー経済回廊の成長市場としてミャンマーを注目しており、エアバスA319の貨物スペースはジャストインタイムの輸送に適しています。グローバルな移動チームにとっても、アジア内のルート選択肢が広がります。ヤンゴン駐在の管理職は中国内陸の高速鉄道網へのアクセスが早まり、採用担当者は中国のビザ免除のトランジット規定を活用して長沙での同日面接を組み、48時間以内に戻ることが可能です。また、この路線はリスク分散にも寄与しています。2月の中東空域閉鎖時には、ヨーロッパ-アジア間の旅客が湾岸を避けてヤンゴン経由で長沙に迂回するケースがありました。両空港の関係者は、夏季に搭乗率が75%を超えれば週4便への増便も検討すると示唆しています。ミャンマー-中国間の交通を持つ企業は、法人需要喚起を狙ったプロモーション運賃に注目し、スタッフにビザ制度の違いを周知する必要があります。中国国籍者はミャンマー入国に電子ビザが必要であり、ミャンマー国籍者の多くは中国入国にLビザまたはMビザの申請が必要ですが、広西や雲南の団体ツアー免除対象者は例外となります。
出典: The Traveler