
キプロス労働省は、中東の緊張と英国メディアの報道により予約が急減したことを受け、4月のホテル人件費の最大30%を補助する賃金補助制度の最終調整を急いでいる。ホテル業者、労働組合、関係者は3月31日から4月1日にかけて徹夜で協議を重ね、4月2日に最終基準を発表する見込みだ。労働組合は、キプロス人、EU加盟国、第三国出身労働者の平等な待遇と解雇防止を求めている。一方、ホテル協会のPASYXEとSTEKは、イースターに向けて例年再開するホテルの資金繰りを守るため、補助率を50%に引き上げるよう働きかけている。ニコス・クリストドゥリデス大統領が推進するこの案は、4月1日から30日まで遡及適用される予定だ。3月のアクロティリ英国基地へのドローン攻撃後、キプロスを安全な地中海の観光地として国際的にPRする動きと連動している。政府は、夏季に向けて9つの新航空路線が既に発表されており、回復の兆しを示していると述べている。グローバルなモビリティマネージャーにとって、この補助金は長期滞在の企業契約宿泊や派遣住宅のサービス品質を支える人件費の安定に直結するため重要だ。制度が縮小されれば、ホテルの人員確保に再び圧力がかかり、春の閑散期に部屋の確保が難しくなる可能性がある。
出典: Cyprus Mail