
ドバイは4月16日、商用eVTOLサービスに向けて大きな一歩を踏み出し、ドバイ国際空港隣接地に初の専用エアタクシー「バーティポート」を公開しました。スカイポーツ・インフラストラクチャーが開発し、ジョビー・アビエーションが航空機を提供したこの施設は、ムハンマド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム皇太子によって視察され、「エミレーツのモビリティビジョンにおける戦略的飛躍」と称されました。3,100平方メートルの多層構造のステーションには、離着陸パッドが2基、急速充電ポイント、年間約17万人の利用を想定した空調完備の乗客ラウンジが設けられています。これは、ドバイ国際空港(DXB)とダウンタウンドバイ、パームジュメイラ、ドバイマリーナを結ぶ4拠点ネットワークの一部で、従来の車で45分かかっていた移動を約10分に短縮します。道路交通局(RTA)がネットワークの統合を監督し、ジョビーは6年間の独占運営権を持ちます。UAE一般民間航空局からの規制認証は2026年末までに見込まれており、年内に限定的な一般公開が予定されています。料金は未確定ですが、業界関係者によると1席あたり350~450AEDのプレミアム価格が想定されており、ヘリコプターのチャーター料金に近いものの、はるかに速く静かな移動が可能です。グローバルモビリティやビジネス旅行の計画者にとって、このプロジェクトは空港送迎やエミレーツ間の通勤時間を大幅に短縮し、時間を重視する経営者の生産性向上を示唆しています。不動産開発業者はすでに、計画中のバーティポート周辺の物件を「10分圏内地区」として販売し、空中通勤による資産価値の上昇に期待を寄せています。ドバイが成功すれば、2026~27年に予定されているパリ、大阪、ロサンゼルスの同様のプロジェクトも加速する見込みです。
出典: Arabian Business