
リモートワーカーがイベリア半島を目指すなら朗報です。スペインの包摂省は、2026年のデジタルノマドビザ(DNV)申請における最低収入基準を、月額2,762ユーロ(総額)で維持すると再確認しました。これは国内最低賃金のちょうど200%にあたります。この数値は5月4日に公式官報と領事館のチェックリストに基づき再検証されました。家族に対する加算も引き続き適用され、最初の扶養家族には最低賃金の75%、それ以降は25%が加算されるため、3人家族の場合は月約4,143ユーロの収入証明が必要です。重要なのは、収入の大部分がスペイン国外から得られていることが条件であり、国内契約は総収入の20%を超えてはなりません。領事館はまた、安定性を証明するために12か月の雇用履歴やクライアント契約の提示を求めており、フリーランスは給与所得者よりも厳しい審査を受けます。雇用主にとっては、この安定した基準がスペインのスタートアップ法に基づくリモートスタッフの移転計画において予算の見通しを立てやすくします。給与担当者は、デジタルノマドが「ベッカム法」と呼ばれる税制の対象となり、スペイン国内所得に対して最大600,000ユーロまで6年間24%の一律税率が適用されることを忘れてはなりません。これにより、スペインは欧州で最も税制面で有利なロケーションインディペンデント人材の拠点の一つとなっています。最大の運用上の課題は、到着後の指紋登録(TIE)予約です。ビザが承認され次第、企業は早急に予約を取るべきで、マドリードやバルセロナでは待ち時間が約6週間に及びます。入国後30日以内に居住カードを取得できないと、ビザが無効となり手続きのやり直しを余儀なくされる可能性があります。
出典: Transita