
ドイツのレジャーキャリア、コンドル航空とアブダビを拠点とするエティハド航空は、商業提携の第2段階に進み、コンドルの新型エアバスA330-900neoを使用したアブダビ-バンコク間の毎日運航のフィフスフリーダム便を開始します。6月13日にリオデジャネイロで開催されたIATA総会で発表されたこの新路線は、今月中にチケット販売が開始され、コンドルのフランクフルト-アブダビの夜間便とエティハドのオーストラリア、インド、湾岸諸国への朝便とスムーズに接続するスケジュールとなっています。UAEの企業の出張担当者にとっては、アジア向け需要が急回復する中、バンコク路線での座席数と運賃の選択肢が増えることを意味します。広範なインターラインおよびマイレージ提携により、UAE発の乗客はコンドル運航便でエティハド・ゲストのマイルを獲得・利用でき、ドイツの企業はアブダビ経由でメルボルン、マニラ、ナイロビなどの長距離路線へのアクセスが容易になります。航空ハブとしては、エティハドが自社機を投入せずに首都を経由する路線を非湾岸キャリアに運航させる戦略を強化する形となります。空港運営会社AD Airports Companyは、こうした「バーチャルハブ」体制を魅力的にするため、迅速なターンアラウンド設備やトランジットラウンジに多額の投資を行っています。アナリストは、コンドルがアブダビ-バンコク区間を単独で販売できることが、UAEへのレジャー客誘致とタイとの双方向ビジネス渡航を促進すると指摘しています。両社の協力はITや顧客サービス面にも及び、今後3か月以内にAPIデータ連携を統合し、リアルタイムの再予約や運航障害対応を一元管理できるバックエンドプラットフォームを構築する予定で、複数キャリアの旅程を管理するモビリティマネージャーにとって重要な改善となります。将来的には、サラーラやザンジバルなどの追加フィフスフリーダム路線の検討も期待されており、アブダビがドバイに代わる大陸間乗り継ぎの競争力ある拠点としての地位を確立する見込みです。