
2026年6月18日付で発効する法令第100号/2026は、EU移民・庇護パクトの主要5つの法的枠組みをイタリア法に移行します。昨夜官報に掲載された78条からなるこの法令は、イタリアの受け入れ基準、国境審査手続き、Eurodacデータ規則をブリュッセルの新共通枠組みに整合させるものです。主な内容は、明らかに根拠のない申請に対する最長4週間の国境手続き、帰還者の最長18ヶ月(治安上の理由で最大24ヶ月まで延長可能)の拘留、現行のホットスポット制度に代わる「初回登録ハブ」ネットワークの再設計などです。付属書には18の「安全な第三国」がリストアップされており、これらの国籍の申請者は迅速処理の対象となります。自治体向けには、受け入れ施設を運営する地方自治体に対し、1人1日あたり42ユーロの資金が支給され、そのうち20%は語学研修や統合支援に充てられることが明確化されました。特別就労許可制度で庇護申請者を雇用する企業は、新設のMIGRA-COMポータルを通じて48時間以内に雇用通知を行わなければならず、違反した場合は1人あたり最大5,000ユーロの罰金が科されます。内務省は、法令100/2026が国境ITプロジェクトへのEU共同資金の活用を可能にする点を強調しており、イタリアが入出国管理システム(EES)の稼働準備を進める中で重要な意味を持ちます。一方、NGOは拘留の拡大を懸念し、法的措置を検討しています。人材管理担当者は、審査の迅速化により従業員の身分や就労権の不確定期間が短縮される可能性がある一方で、厳格な期限管理のためにMIGRA-COMポータルを毎日確認し、コンプライアンスを維持する必要があることに留意すべきです。