
申請受付締切のわずか数時間前、スペイン最高裁は、今回の特別な在留資格付与措置が欧州連合(EU)の在留許可に関する指令に適合しているか疑問を呈する命令を出しました。最高裁は、関係者に対し、EU司法裁判所(CJEU)への予備的質問の可能性について、平等待遇規定および単一許可手続きに関する指令に焦点を当てた意見書を10日以内に提出するよう求めています。法学者は、加盟国は恩赦措置を実施する裁量を持つものの、EU法は他の第三国籍者と同等の労働権利を保証し、透明な基準に従う義務があると指摘しています。最高裁の動きは、警察官組合と保守系シンクタンクが、政府が議会を経ずに行政令でこの措置を導入したとして提起した控訴に続くものです。もしこの案件が最終的にルクセンブルクに送られれば、CJEUの判断には18~24か月かかる可能性があります。その間、制度に基づき付与された許可は有効ですが、不適合の判定が下されれば、スペインは更新条件や補償規定の変更を余儀なくされるかもしれません。新たに正規化された労働者を雇用する企業は、雇用契約にリスク回避条項を盛り込み、訴訟の動向を注意深く監視する必要があります。移民法実務者は、イタリア(2009年)やポルトガル(2020年)での類似の挑戦は加盟国の権限を理由に退けられたと強調していますが、今回のスペインのケースは、加盟国間で調和した正規化基準を推進するEUの新たな移民・庇護パクトの限界を試すものとなるでしょう。
出典: Catalan News