
サスカチュワン州公共安全機関(SPSA)は6月30日、州北部で56件の山火事が発生しており、そのうち41件は過去1週間以内に発生したと報告しました。降雨と気温の低下により鎮火に適した状況となっていますが、サウスエンドやサンディベイなどのコミュニティから数キロ以内で燃え続けている火災もあります。避難命令は出ていませんが、同機関は追加の消防隊と水爆撃機の配備を開始しました。州の航空消防隊のうち2機は、風向きが変わり火災が人口密集地や重要インフラを脅かす場合に迅速に対応できるよう、緊急整備中です。北部の鉱山や先住民コミュニティにサービスを提供するチャーター便の運航者には、視界が悪化した場合に備え、余裕を持った飛行スケジュールの設定が求められています。特にラクロロンジュ、プリンスアルバート、フォートマクマリー経由で北部へ向かう旅行者は、NOTAM(航空情報通知)や地域航空会社の案内をこまめに確認してください。煙の影響で突然の欠航や迂回が発生する可能性があります。道路交通も同様に不安定で、ハイウェイ102や複数の林道は火災活動の激化により断続的に通行止めとなっています。交代制で現場作業を行う雇用者は、煙が東へ流れた場合に備え、臨時のリモートワーク体制やマニトバ州経由の迂回ルートなど、緊急対応計画の見直しを推奨します。SPSAは、今年の火災の主な発火原因は雷であり、2025年に多かった人為的な火災とは対照的だと指摘。現在の降雨が終わればリスクが再び高まる可能性があると警告しています。現時点では州当局は慎重ながら楽観的な見方を示していますが、今回の状況は、カナダの夏季の激しい気象変動を踏まえ、飛行による往復作業や現場の避難計画など、国内の移動計画に山火事リスクを組み込む重要性を改めて浮き彫りにしています。
出典: Global News