
カナダ移民・難民・市民権省(IRCC)は、主要ページ「カナダ入国に必要なもの」をひっそりと更新し、2026年7月17日付けで改訂を行いました。この新しい案内では、これまでの矛盾した指示を一掃し、米国の合法的永住者(LPR)が陸路または水路でカナダに入国する際、パスポートは不要で、有効なグリーンカードのみで入国可能であることを明確にしました。この変更は、毎年50万人の米国LPRがビジネス目的で国境を越える際に大きな意味を持ちます。以前は、古い表現が「パスポート推奨」と解釈され、二次検査や会議の遅延、デトロイト・ウィンザー、バッファロー・フォートエリー、パシフィックハイウェイの各国境で技術者や営業スタッフ、経営幹部を送り出す企業に追加のコストが発生していました。航空便利用者に関してはルールは変わらず、グリーンカードに加え有効な国籍パスポート(または同等の書類)が搭乗に必須です。また、IRCCの更新では、米国市民も有効なパスポートを携行すべきであり、WHTI準拠の代替書類が技術的に認められていてもパスポートの使用を推奨すると再確認しています。この改訂により、IRCCとカナダ国境サービス庁(CBSA)のウェブサイトで案内が統一され、CBSA職員の処理が円滑になる見込みです。国境を越える通勤プログラムを運用する企業は、速やかに人事マニュアルやモバイル入国チェックリスト、入社手続き資料を改訂し、簡素化された書類要件を反映させる必要があります。実務的なアドバイスとしては、陸路・水路と航空便のルールの違いを社員に周知するため、財布サイズの渡航カードやデジタルリマインダーを発行し、社員が移動手段を変えた際の不注意な違反を防ぐことが望まれます。