
インフラ・運輸大臣のキャサリン・キング氏は、9月20日に北京へ飛び、第21回APEC運輸大臣会合にオーストラリア代表として出席すると、同氏の事務所がメディアリリースで発表しました。3日間にわたる会議では、デジタル旅行書類の基準、グリーンシッピング回廊、国境を越えたインフラ資金調達など、企業の移動やオーストラリアへの貨物の流れに直結する課題が議論されます。オーストラリアは、デジタルIDの相互承認やAPECビジネストラベルカード(ABTC)プログラムの次段階の推進に意欲的で、2027年までに安全なモバイルアプリへの完全移行を目指しています。キング氏はまた、カンタス航空やヴァージン・オーストラリアが2050年のネットゼロ目標を達成するための持続可能な航空燃料(SAF)目標の調整も提案する見込みです。今回の訪問は両国関係の改善を受けたもので、オーストラリアと中国間の商業便の運航頻度はパンデミック前の78%まで回復し、中国からの団体旅行も3年ぶりに8月に再開されました。航空会社や貨物輸送業者は、大臣会合を通じて追加の貨物便枠の承認促進や資源セクター向けの臨時チャーター便の許可更新の簡素化を期待しています。オーストラリアの輸出業者にとっては、地域内の港湾や航空の連携強化が納期短縮につながり、拡充されたデジタル国境ツールは頻繁に出張するビジネスパーソンの書類作成コストを削減します。政策アナリストは、北京がシンガポールや韓国で進む試験運用を踏まえ、非接触型旅行の地域全体のロードマップを支持するかどうかに注目しています。大臣の随行団には内務省や外務貿易省の関係者も含まれており、インフラ資金調達だけでなく移動の円滑化もオーストラリアのAPEC議題の重要な柱であることを示しています。