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ドイツ連邦警察、バルト海でのパトロールを強化 「影の艦隊」への懸念を受けて

1月 17, 2026
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ドイツ連邦警察、バルト海でのパトロールを強化 「影の艦隊」への懸念を受けて
ドイツ連邦警察(Bundespolizei)は1月16日、ロシアのタンカーが偽旗を掲げたりAISトランスポンダーを操作したりしているとの情報を受け、バルト海での船舶監視強化のため、追加のカッター船と乗船チームを配備したことを確認した。詳細な作戦内容は明かされなかったが、海上安全保障の専門家は、この措置がドイツのシェンゲン圏内の国境検査を排他的経済水域にまで拡大するものだと指摘している。

影の艦隊とされるこれらのタンカーは、国際水域での船舶間移送を通じてEUの石油価格上限制裁を回避している疑いがある。ドイツの巡回部隊は乗組員の身分証明書の確認や、将来的な制裁執行に役立つ港湾入港記録の記録に注力している。これまでのところ船舶の押収はないが、数隻には進路変更や追加書類の提出が指示されている。

ドイツ連邦警察、バルト海でのパトロールを強化 「影の艦隊」への懸念を受けて


ドイツの製油所や化学工場のサプライチェーン管理者には、積荷の船荷証券が規制に適合しているかの確認が求められている。未確認のタンカーに関連する貨物は入港を拒否される可能性があるためだ。保険ブローカーは、パスポートの押印はないものの、国境警備による遅延は「政府の措置」に該当し、保険適用外となる恐れがあると警告している。

国際的な人材移動プログラムにおいては、ドイツの港で船に乗り込む乗組員や技術サービスエンジニアが即席の身分確認を受ける可能性があり、契約書やビザを携行することが推奨されている。連邦警察は、ロストック、トラーヴェミュンデと北欧の首都間を結ぶ定期旅客フェリーは影響を受けないとしつつも、検査のため余裕を持った行動を呼びかけている。

今回の海上監視強化は、地政学的緊張が、表向きは国境のないシェンゲン圏内においても臨時の国境管理措置に繋がり得ることを浮き彫りにしている。
出典: Welt (online)

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