
オーストリア国鉄(ÖBB)は6月2日、パッサウとレーゲンスブルク間での大規模なドイツ鉄道(Deutsche Bahn)工事に伴い、2026年6月14日から12月12日までオーストリアの長距離ネットワークに影響が及ぶことを詳細に発表しました。この工事により、Railjet、ICE、Nightjetの各列車はミュンヘン経由に迂回せざるを得ず、ウィーン〜インスブルック〜フォアアールベルク間の所要時間が最大30分、ザルツブルク〜ミュンヘン間は15分延びます。通常パッサウ経由の貨物列車約120本は別ルートを利用するため、ザルツブルク〜ヴェルス区間の混雑が増し、上オーストリア、ザルツブルク、チロル、フォアアールベルクの地域列車のダイヤにも変更が生じます。ピーク時には通勤客の定時運行を確保するため、一部のインターシティ列車が運休となる見込みです。ÖBBはビジネス利用者に対し、会議のスケジュールに余裕を持たせ、SCOTTYモバイルアプリや企業の旅行代理店で最新の運行情報を確認するよう呼びかけています。物流企業には、エンスタール〜ゼンメリング線を含む迂回ルートについてRail Cargo Groupに相談するよう助言しました。また、チロル州ウンターインタール地域で7月10日から9月16日まで追加工事が行われ、インスブルック駅の発着時刻にもさらなる調整が必要になるとしています。利用者には不便が生じるものの、ÖBBはこれらの工事を将来への投資と位置づけており、信号設備の更新やトンネルの改修は、今後数年内に開通予定のブレンナー・ベーストンネルの最大限の活用に不可欠だと説明しています。事前の周知により、企業の夏季の移動計画が滞りなく進むことを期待しています。
出典: ÖBB Press Office