
移民・難民・市民権カナダ(IRCC)は6月25日遅く、2月以来初となる医療分野に特化したエクスプレス・エントリー抽選を実施し、4,000件の永住権申請招待(ITA)を発行しました。最低総合ランキングシステム(CRS)スコアは475で、前回の医療分野抽選より8ポイント高く、4か月の中断期間中に適格候補者の層が厚くなったことを示しています。カナダのカテゴリー別選考制度は、移民大臣が深刻な人手不足に直面する分野の人材を狙い撃ちできる仕組みです。医療・社会福祉職は州ごとの求人リストで依然トップに位置し、統計カナダによれば全国で13万人以上の医療職が未充足のままです。今回の大規模な抽選再開は、看護師、パーソナルサポートワーカー、医師を求める州の要望が政府に届いていることを示しています。雇用者にとっては、すでに一時的な許可で働く海外教育を受けた専門職が永住権を得るための迅速なルートとなります。ITAを受け取った候補者は60日以内に電子申請を完了する必要があり、IRCCは6か月以内の処理を目指しています。475点にわずかに届かない候補者には、州指名(600 CRSポイント相当)を狙うか、言語試験を再受験してスコアを上げることがコンサルタントから推奨されています。政策面では、この動きが重要な公共サービスの安定化に移民を活用するカナダの評価を強化するものと見られています。医療労働組合は過労と記録的な残業を警告しており、新たな永住者は一部の救急外来が営業時間短縮を余儀なくされている人手不足の緩和に貢献すると期待されています。今後は、カテゴリー別抽選がフランス語圏、職人、STEM分野を迅速に巡回すると予想されますが、多くは州が引き続き人手不足を訴えれば7月にも第2回の医療分野抽選が行われる可能性があると見ています。雇用主支援の就労許可に依存する企業は、対象スタッフに早急にエクスプレス・エントリーのプロフィール作成を促すべきでしょう。