
連邦首相府は、欧州委員会の人気プログラム「DiscoverEU」の2026年春の応募期間が4月8日正午に始まり、4月22日まで続くと発表しました。2025年7月1日から2026年6月30日の間に18歳になるオーストリア国民は、EU全域に加えアイスランド、ノルウェー、トルコ、そして西バルカンのパートナー国でも7日間の鉄道旅行が可能な無料のインターライル風パス数千枚に応募できます。このプログラムは若者の移動促進を目的としていますが、オーストリアの多国籍企業の人事部門では、DiscoverEUを人材ブランディングの機会と捉える動きが増えています。ウィーンに本社を置く大手半導体メーカーやグローバル飲料企業など複数の大手企業は、インターンに対しパス利用のための有給休暇を追加で付与し、参加者が得る異文化理解力や鉄道旅行の計画能力を評価しています。今年の募集は、2026年4月10日に全面導入されるEU入出国システム(EES)開始直前の初めての機会となります。EES導入により非EU市民のパスポート押印が廃止されるため、外部シェンゲン国境を越えるパス利用者の検査がスムーズになると鉄道事業者は見込んでいます。応募者は有効なオーストリアのパスポートまたはIDカードのスキャンをアップロードし、EUに関する簡単なクイズに答える必要があります。合格者は「DiscoverEUアンバサダー」となり、旅の様子をSNSで発信することが奨励されます。旅行管理の専門家にとっては、2026年7月から2027年9月までのパス利用期間中、若者の欧州内鉄道利用需要がピークに達することが明確です。引越しオリエンテーションや新卒プログラムの団体チケット予約では、ウィーン-ベルリンやザルツブルク-ミラノなどの主要路線で学校休暇期間中に座席確保が難しくなる可能性があるため、早めの一括予約が推奨されます。