
上海の出入国管理当局によると、2026年前半に処理された外国人入国者数は316万6千人で、前年同期比22%増となりました。そのうち約200万人、つまり約64%が、中国の拡大する72時間・144時間のトランジットビザ免除制度や30日間の一方的ビザ免除制度を利用して入国しており、政策の緩和が需要に直結していることを示しています。この数字は、長江デルタ地域のホテルチェーンやMICE(会議・インセンティブ・コンベンション・イベント)運営者が数か月間感じていたことを裏付けています。上海は再び中国本土への国際ビジネスおよびレジャーの主要ゲートウェイとしての地位を確立しました。中国国際輸入博覧会などの大規模展示会がパンデミック前の規模に完全に戻り、主要な出発地の領事館での待ち時間も短縮され、旅行者は上海の2空港システムを利用して長江デルタの製造業地帯へと乗り継いでいます。航空会社も対応を変えています。湾岸諸国やヨーロッパの複数の航空会社が浦東空港へのワイドボディ機の運航を再開し、低コストの地域航空会社は虹橋空港に短距離便を集約しています。市のクルーズターミナルも予想外の恩恵を受けており、同期間に74万4千人の乗客を扱いました。国際クルーズ客は、ビザなしで72時間の上陸が可能で、再乗船時の手続きも不要です。企業のモビリティチームにとっては、ビザ取得のリードタイムは短縮されているものの、ホテルの予約や国境を越える陸上交通の需要は第3四半期に急増しているため、技術者や会議代表団を派遣する企業は早めの予約を推奨し、急な出張には240時間のトランジットビザ免除プログラムの活用を検討すべきです。今後、上海出入国管理総合駅は、7月から8月の「夏の繁忙期」に市内の空港、港、クルーズターミナルの1日あたりの乗客数が12万人を超え、パンデミック後の新記録を樹立すると予測しています。
出典: The Paper / 澎湃新闻