
ポーランド東部国境は7月23日、再び欧州の国境警備において重要な役割を果たしました。ナドブジャンスキ国境警備隊の職員が税関職員の支援を受け、グダニスク港を経由するカナダから欧州への鉄道貨物コンテナ内に隠されていた2017年製メルセデス・ベンツC300クーペを発見しました。インターポールの記録によると、この車両は5か月前にオンタリオ州で盗難届が出されていました。事故による損傷があっても、闇市場での価値は約6万ズウォティ(約1万3700ユーロ)と推定されています。捜査当局は、組織犯罪グループがポーランドをEU東の玄関口として利用し、北米の高級車をウクライナ、ベラルーシ、ロシアの買い手に密輸しているとみています。多くの貨物は合法的に海路で到着し、鉄道や道路に積み替えられた後、「家庭用品」や「引越し荷物」に紛れてポーランドの陸路国境を越えようとします。この摘発は、環境負荷の低さで注目される鉄道貨物が密輸業者の標的になっている現状を浮き彫りにしました。ポーランド当局によると、2024年以降、カナダで盗まれた車両の摘発件数は倍増しており、モントリオール港周辺での車両窃盗団の増加と連動しています。しかし、年間で摘発されるのは「数十台」に過ぎず、実際の被害はさらに大きいと見られています。移動や引越しの専門業者にとって、この事件は鉄道や道路の国境検査が一層厳しくなることを示唆しています。ポーランドを経由して個人所有車両を移動させる企業は、検査時間の延長を見込み、車両識別番号(VIN)とカナダの輸出申告書類の整合性を確保する必要があります。物流業者はEUのシェンゲン情報システム(SIS)の警告をより注意深く監視し、ワルシャワ東部への配送スケジュールに余裕を持たせることが推奨されます。法的にはザモシチ地区検察官が事件を担当し、所有権が確認されればEUとカナダの相互法的支援条約に基づき車両は返還されます。ワルシャワの国境警備本部は、カナダ警察や海運会社と情報共有を行うため、車両犯罪対策の強化を求めています。
出典: Auto Świat