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キプロス、2026年移民予算に7,500万ユーロを計上 シリア人帰還プログラムを拡大

11月 11, 2025
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キプロス、2026年移民予算に7,500万ユーロを計上 シリア人帰還プログラムを拡大
11月10日に下院財務委員会で発言した移民副大臣ニコラス・イオアニデス氏は、2026年の予算案として7530万ユーロを提示しました。この予算は、厳格な取り締まりと新たな統合支援を組み合わせたものです。約1700万ユーロは受け入れセンターの改修に、700万ユーロは未成年単独移民の支援に、800万ユーロは移民の帰還支援に充てられます。さらに、EUの庇護・移民・統合基金から2000万ユーロの資金が投入されます。

戦略の中心は「シリア人帰還プログラム」で、これは戦後のシリアに再定住を希望する家族に現金インセンティブと特別就労許可を提供する自主的な制度です。2024年12月から2025年10月までに4007人のシリア人がこのプログラムを利用し、過密状態にあったポウラナ初期受け入れセンターの負担軽減に寄与しました。同センターは現在、分類拠点へと転換中です。

キプロス、2026年移民予算に7,500万ユーロを計上 シリア人帰還プログラムを拡大


一方で、今回の予算の新たなキーワードは「統合」です。イオアニデス氏は、合法的な移民に対してギリシャ語講座の拡充、外国資格の認定手続きの簡素化、過疎化が進む農村部での試験的な住宅助成を約束しました。これらの施策は、特に言語の壁が課題となる医療や観光分野で、地元の人材プールを広げ、採用コストの削減につながる可能性があります。

また、予算には生体認証付き居住カードへの移行や、リアルタイムで申請状況を追跡できるクラウド型ケース管理プラットフォームの導入も含まれています。法務関係者は、これにより控訴処理期間が24ヶ月から9ヶ月未満に短縮され、在外家族にとって大きな安心材料になると期待しています。

政治アナリストは、帰還と統合の両面政策が懐疑的な有権者とビジネス界の双方をなだめる狙いがあると指摘します。自主的な帰還は社会的結束への懸念を和らげ、一方で統合政策はシェンゲン協定加盟交渉に向けたEUの基準を満たします。企業は今後策定される国家統合戦略の公聴会に早期から参加し、人材不足の現実を政策に反映させることが求められます。
出典: Cyprus Mail

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