
カナダ移民・難民・市民権省は2026年5月26日、プログラム運用指示をひっそりと改訂し、訪問者としてカナダに入国するリモートワーカー、いわゆる「デジタルノマド」に対し、収入の100%が国外で得られていることを証明する書類の携帯を義務付けました。この変更は、2023年の「標準的な訪問者要件以外の追加書類は不要」とする指針を覆すものです。現在認められる証明書類には、海外の雇用契約書、最新の給与明細、海外の税務書類、または事業登録証明などが含まれます。国境警備官は、旅行者が国外収入の証明や滞在終了後の出国意思を示せない場合、入国を拒否する権限を持ちます。訪問者の最長滞在期間6か月は変わらず、カナダの雇用主のために働く場合は引き続き就労許可証またはセクション186の免除が必要です。デジタルノマドに同行する家族は、それぞれが独自の一時滞在資格(訪問者、労働者、学生)を保持しなければならず、もはや自動的に就労や就学が認められることはありません。この明確化により、扶養家族の学校入学や配偶者のオープンワークパーミット申請に関する曖昧さが解消されました。グローバルモビリティプログラムにおいては、短期間のカナダ派遣リモートワーカーは、渡航前に国外収入の証明書類をしっかりと準備する必要があることが明確になりました。雇用主は出発前のチェックリストを更新し、国境での「ノートパソコンだけ」程度の説明では不十分となる可能性があることをノマドに周知すべきです。
出典: The Visa Wire