
6月11日、内務省はEU定住制度(EUSS)における意思決定の遅延に関する独立監視機関(IMA)の調査に対する公式回答を発表しました。回答では、組織的な遅延の主張を否定し、2018年以降に提出された890万件の申請のうち99%が処理済みであり、未処理の多くは最近のステータスアップグレード申請であると指摘しています。それでも、内務省はケースの振り分けや証拠提出の改善を求める勧告を受け入れ、犯罪歴確認の迅速化のため警察とのデータ共有強化を約束しました。これはEUからの雇用者が就労権確認を待つ際の大きな課題となっています。一方で、内務省はIMAが脆弱なグループへの不均衡な影響を示していないとして、追加の平等性データ収集は行わない方針です。人事担当者にとって重要な安心材料は、審査中も申請者がデジタル証明書を通じて就労権を保持している点であり、管理者には物理的な書類ではなくオンラインの就労権確認サービスの利用を促すようスポンサーに注意喚起が求められます。IMAは12月に実施状況を再評価し、進展がなければ英EU合同委員会へのエスカレーションも検討されます。130万人以上が期限付きの「事前定住者」ステータスを保持していることから、遅延は労働市場全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。移動支援担当者は、雇用者と個人双方の事務負担軽減が期待されるステータスアップグレードの自動化の進展を注視すべきでしょう。