
インドの国境警備隊(BSF)とバングラデシュ国境警備隊(BGB)による局長級会談が6月13日、ニューデリーで行われたが、例年の共同記者会見は行われず、最近の銃撃事件や「押し戻し」疑惑をめぐる緊張が浮き彫りとなった。BSFの報告によると、インド側は西ベンガル州とトリプラ州で拘束された2,800人以上の不法滞在者の受け入れをダッカに求めた。一方、BGBは今年に入り複数のバングラデシュ市民が死亡した致命的な発砲事件への懸念を示した。非公開の会合では、国境フェンスの隙間、麻薬密輸ルート、そしてバングラデシュが敏感な区間に配備した武装村防衛ボランティアの展開状況が議論された。両国は越境犯罪に対する「ゼロ・トレランス」の姿勢を再確認したものの、拘束者の引き渡しに関する最新の標準作業手順(SOP)は合意に至らず、日常的に日許可証で国境を越えるトラック運転手や農業労働者に影響が及ぶ見込みだ。インドからバングラデシュへの日用品輸出業者にとっては、ペトラポール・ベナポール間のアジア最大の陸路港での護送時間延長や書類検査の増加が懸念される。生鮮食品業者は、すでに貨物がゲートで36時間待機していると訴えており、治安の緊迫化があれば48時間に延び、ブータンやコルカタ港経由への迂回を余儀なくされる可能性がある。会談では、バングラデシュからインド北東部へのロヒンギャ難民の二次移動の季節的増加にも触れられた。ニューデリーはアッサム州の5つの国境検問所で顔認識カメラの試験運用を進めており、ダッカは新たなデジタルセキュリティ法に基づくプライバシー保護のためのデータ共有プロトコルを求めている。次回のフォローアップは7月下旬にオンラインで予定されている。それまでの間、移動管理者は代替ルートの準備を怠らず、特に夜間の臨時検査の可能性について運転手に周知する必要がある。
出典: Hindustan Times