
香港の入境事務処は10月8日に終了した1週間にわたる全域一斉摘発で、違法就労者17人、雇用主2人、不法滞在者1人を逮捕したと10月10日昼に発表した。摘発は中環、荃湾、沙田のレストラン、改装工事現場、美容サロンを対象に行われた。拘束者の中には、就労を明確に禁じられた誓約書保持者6人や、ビザの不法超過滞在が疑われる者も含まれている。香港の入境条例違反は最高で懲役3年、罰金15万香港ドルまで科され、違法労働者を雇用した雇用主にはさらに厳しい罰則が適用される。今回の摘発は警察、労働局、税関、食品衛生局、レジャーサービス局と連携して実施され、政府の多機関連携による違法就労対策の一環であることを示している。捜査当局は、摘発で押収した偽造身分証明書の追跡を進めており、今後も逮捕者が増える可能性があるという。香港にスタッフを派遣する企業にとっては、短期や臨時の雇用であっても就労資格の厳格な確認が求められることを改めて示す警告となった。補助労働制度の下では、雇用主は従業員のビザのコピーを保管し、職務内容の変更を入境事務処に報告する義務がある。人事担当者は、四半期ごとのビザ記録監査の実施や、入社手続きに電子的な資格確認を組み込むことを推奨している。