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イタリア、イタリア移民の子孫向けに「枠外」労働許可証を解禁

12月 30, 2025
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イタリア、イタリア移民の子孫向けに「枠外」労働許可証を解禁
年末のサプライズとして、イタリア政府はイタリア系の血統を持つ世界中の数百万人を対象にした新たな移民ルートを創設する政令を発表しました。2025年12月29日に外務大臣、内務大臣、労働大臣の署名のもと官報に掲載されたこの措置により、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、ベネズエラ、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアの7か国の市民で、イタリア国籍者の直系子孫であることを証明できる者は、年間を通じてイタリア国外からでも、従来の厳しい年間decreto-flussi(流入枠)制度の枠外で労働ビザを申請できるようになりました。

背景:イタリアの流入枠制度は通常、年間20万件未満の労働許可を発行し、申請は数分で締め切られる「クリックデー」と呼ばれる激しい競争のもとで行われています。企業は慢性的な労働力不足と行政手続きの複雑さに悩み、移民希望者は激しい競争と長い待機リストに直面しています。今回の政令は、イタリアのビジネス団体や大規模なイタリア系ディアスポラからの政治的圧力を受け、文化的に親和性が高く、管理が容易な人材確保の新たなルートを作る狙いがあります。

イタリア、イタリア移民の子孫向けに「枠外」労働許可証を解禁


制度の仕組み:対象者は引き続き、雇用契約書、労働許可証(nulla osta)、そして連続した血統を証明する出生・結婚・死亡証明書が必要です。政令には世代制限がなく、曾孫世代以降も対象となる可能性があります。特に重要なのは、各領事館が年間を通じてこれらのビザを処理できるため、従来の年間枠の抽選やその不確実性を回避できる点です。背景調査や労働市場テスト、標準的な書類審査は継続されますが、枠の確認が不要なため処理時間は短縮される見込みです。

ビジネスへの影響:イタリアの人口減少が特に深刻なホスピタリティ、製造業、高齢者介護の3分野では、イタリア語話者で文化に馴染みのある労働者へのアクセスが迅速化すると期待されています。採用担当者は、採用期間が数か月短縮され、枠外で却下されたケースの再申請にかかる法的費用も削減できると見ています。アルゼンチンやブラジルに拠点を持つ多国籍企業は、対象スタッフをイタリアの工場へ異動させる社内プログラムの構築を進めています。

実務的なアドバイス:人事部門は自社の人材プールを見直し、イタリア系の血統を持つ従業員を特定し、早めに証明書類を準備することが重要です(多くのラテンアメリカの戸籍は長期のアポスティーユ認証が必要です)。また、申請ポータルや書類チェックリストを明示するdecreto attuativo(施行令)の発表にも注意を払うべきです。2025年5月の制限によりjure sanguinis(血統による市民権)を失った外国籍者にとっては、長期的な選択肢を模索する間のイタリア入国の橋渡しとなるビザと捉えられています。
出典: The Local Italy

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