
スペイン下院は6月16日火曜日、アエナの空港料金を2026年に凍結することを求める国民党の動議について投票を行います。アエナはターミナルの改修や生体認証技術の導入資金として6.5%の値上げを計画していますが、ホテル業者や航空会社は、国際観光客数がパンデミック前の水準に戻る中での値上げはスペインの価格競争力を損なうと警告しています。国内のビジネス旅行協会によると、中距離路線の往復航空券は、航空会社が全額を乗客に転嫁した場合、9~14ユーロの値上げになる可能性があります。マドリード・バラハス空港を毎月利用する多国籍企業の人事異動では、年間で5桁のコスト増加につながる恐れがあります。格安航空会社のライアンエアーとヴエリングは、値上げが実施されれば冬季の運航便数削減を示唆しています。一方、アエナは追加資金がなければEUの入出国管理システムのインフラ整備ができず、長蛇の列がさらに悪化し、スペインのハブ空港としての地位が危うくなると主張しています。観測筋は接戦を予想しており、観光依存度の高いバレアレス諸島やカナリア諸島の地域政党は料金凍結を支持する可能性がある一方、与党の社会労働党(PSOE)は投資の必要性を譲らない姿勢です。もし凍結が可決されれば、アエナは政府補助金や小売店舗の賃料引き上げで補填を図る可能性があり、これらのコストは間接的に旅行者に転嫁される恐れがあります。したがって、2026年の移動予算は、航空運賃の直接的な値上げか、スペインの空港内での付帯料金の増加のいずれかを見込んで計画する必要があります。
出典: Infobae