
米国税関・国境警備局(CBP)のフォートローダーデール・ハリウッド国際空港の職員は、ジャマイカ・キングストン行きの便の搭乗者の手荷物検査中に、申告されていない5万3,800ドルの現金を発見し、出国者を逮捕しました。旅客は18 U.S.C. §1956に基づくマネーロンダリングの容疑で起訴され、さらなる取り調べのため国土安全保障捜査局(HSI)に引き渡されました。連邦法では、米国内外への持ち出し金額に制限はありませんが、1万ドル以上の現金はFinCENフォーム105での申告が義務付けられています。CBPの南フロリダ空港における出国時の現金取り締まりは強化されており、申告されていない現金が麻薬取引や銃器密輸と結びついていることが背景にあります。マイアミ・タンパ両フィールドオフィスのダニエル・アロンソ現地運用局長は、「合法的な国際旅行と貿易を促進しつつ、国際犯罪活動を阻止するCBPの役割を示すものだ」と今回の押収を評価しました。この事件は、2026年のSecure America ActによりCBPの出国取り締まり予算が増額されたことを受けた取り組みの一環です。出張者は、資金が正当なものであっても民事・刑事罰の対象となることを認識すべきです。企業のモビリティポリシーでは、特に転勤者が引越し手当や決済資金を持ち出す際に、出発前にフォーム105を提出するよう徹底する必要があります。エンターテインメントや外交イベントのために現金を頻繁に運ぶ企業は、厳しい監視を受けるため、電子送金の利用を検討すべきです。米国向けの旅客にとっては、CBPがデータ分析を活用してリスクの高い出国便を特定していることを示す事例であり、海外での不動産購入やサービス支払いのために多額の現金を持ち運ぶ場合は、早めに空港に到着し、資金の出所や用途を証明する書類を用意しておくことが、遅延や押収を避けるために重要です。
出典: Jamaica Gleaner