
7月20日、シドニー空港で約250人のカンタス航空の乗客が4時間半にわたる地上待機を強いられ、翌朝早くに同社から公式謝罪が発表されました。カンタス航空によると、エアバスA330機はまず給油トラブルで遅れ、その後、出発前の点検で別の技術的な不具合が見つかりました。機体はすでにゲートから押し出されていたため、客室乗務員は乗客を降ろすことができず、国際線用の待機スペースも利用できませんでした。オーストラリア民間航空安全局の規定では、換気や機内サービスが維持されていれば長時間の地上待機も認められているものの、この事態はカンタス航空が冬のピーク時の過密スケジュール、人手不足、部品供給の遅延といった運航上の課題に直面していることを浮き彫りにしました。乗客の苛立ちを映したSNS動画は瞬く間に拡散し、昨年の手荷物処理トラブルの記憶を呼び起こすとともに、カンタスの定時運航の約束に新たなプレッシャーをかけています。グローバルモビリティ担当者にとっては、ストライキ以外の遅延でも厳しい移動スケジュールや出張計画が狂う可能性があることを改めて示す出来事です。ビザ申請の面接や赴任開始日など重要な接続便を控える旅行者は、柔軟な運賃クラスや同日代替便の利用で余裕を持ったスケジュールを組むことが推奨されます。また、企業は従業員が長時間の地上待機時にもリアルタイムで旅行管理支援を受けられるよう、ケア体制の見直しを検討すべきでしょう。
出典: The Guardian