
2026年9月23日、USBラヴォーロ・プリヴァートに所属する労働者がマルケ州の都市間バスネットワークで24時間のストライキを実施し、アンコーナの州政府庁舎前で抗議行動を行いました。法定の運行保障時間帯(05:30~08:29および17:00~20:00)以外はほとんどの便が運休となりました。地域限定のストライキながら、アンコーナ空港、アンコーナ港、そして航空宇宙や白物家電のサプライヤーが集まる内陸の工業団地間の交通に大きな影響を与えました。ミラノやミュンヘンからの朝便で到着したビジネス客は乗り継ぎに苦労し、一部企業は生産ライン維持のため臨時シャトルバスを手配しました。組合は慢性的な人手不足、安全性の低い車両、そして生活費の高騰を問題視しており、賃金連動条項がなければ全国規模のストライキに発展する可能性があると警告しています。同日ローマで報じられた燃料価格を巡るタクシー運転手のストライキ予告とも呼応しています。中央イタリアで現場スタッフを抱えるモビリティ管理者は、代替交通手段の確保とインフラ・運輸省への今後のストライキ届出の監視を強化すべきです。イタリアのストライキ規制法では少なくとも10日前の通知が義務付けられており、今後の混乱は同省の「scioperi」ポータルで確認可能です。医薬品や食品加工工場など「必須サービス」を担う事業者は、緊急時の通勤対策を見直し、特に公共交通機関に依存するシフト勤務者への情報伝達体制を整備する必要があります。今回のストライキの経済的影響は局所的ですが、秋以降に航空や鉄道のストライキと連動する可能性もあり、国内の移動環境は一層複雑化する見込みです。
出典: ANSA / ATMA