
ベルギー最大の港湾複合施設は、6月12日にパイロット業務と配船担当者が賃金と人員不足を理由にストライキに突入し、ほぼ全面的に停止しました。これは全国的な3日間のストライキの一環です。ニュースエージェンシーAK&Mによると、スヘルト川側とゼーブルージュ側のコンテナターミナルは緊急対応のみを行い、複数の大型海洋船はロッテルダムやル・アーヴルへ迂回を余儀なくされました。この混乱は、自動車や化学製品の輸出業者が夏前の出荷を増やす時期と重なっています。物流コンサルタントのPortiusは、パイロット業務の停止による遅延で1回あたり2,200万ユーロ相当の貨物が影響を受けると推計しています。BASFやボルボ・カーなどの多国籍企業は緊急対応策を発動し、アーヘン経由で鉄道や道路輸送に切り替えています。ビジネス旅行者の移動にも影響が出ており、フェリー運航会社P&Oはゼーブルージュ-ハル間の便を2便キャンセル、ユーロスターも乗客に乗務員不足の影響を警告しました。通常業務が再開した際には、通関の遅れが48~72時間続く可能性があるため、雇用主は従業員に注意を促す必要があります。労働組合ACV-TranscomとBTBは、7%の賃上げとパイロットの最大勤務時間の厳格な制限を要求しています。連邦運輸省は調停者を招集しましたが、航行の安全が脅かされる場合は職員の強制動員も辞さないと警告しています。
出典: AK&M Newswire