
EUパクトの具体的な影響として、OFPRAは6月12日から、これまでの初回申請、再申請、子どもの再合流用の申請書を統合した、単一の色分けされた難民申請書を発行すると発表しました。新しい申請書は、登録時に県庁から申請者に配布され、初回申請用はピンク、再申請用はオレンジと色分けされており、対応する説明書も添付されています。この統合は単なる見た目の変更にとどまらず、「初回申請」を「first」ではなく「initial」と表記するなど、パクトの用語を取り入れることで、ユーロスタットへの報告やパクトの連帯メカニズムに必要なデータを正確に収集できるようになっています。また、休止中の案件を再開する際に使われていた「再開申請書」も廃止され、6月12日以前に提出された案件は従来の書類で処理されるため、今夏は一時的に二重のシステムが並行します。難民支援スタッフの配置や管理を担当する関係者にとっては、翻訳コストの削減やファイル管理の簡素化が期待されます。OFPRAは、申請書の不備があった場合は申請者ポータルを通じて自動的にリマインダーが送信され、処理が迅速化される一方で、申請者には修正のための期限が21日間しか与えられないことを強調しています。NGOや法律事務所向けの研修ウェビナーは来週から開始され、英語版は6月30日までにオンライン公開される予定です。さらに、移行が完了次第、2027年初頭にはデジタル優先の電子申請フォームの導入も示唆されています。実務面では、難民申請者を雇用する企業は、HRファイルに書類をコピーする前に色分けの帯を確認することが重要です。新しいデザインは県庁が更新申請を正確に振り分けるのに役立ち、申請が滞在許可に切り替わる際の労働許可証発行の時間短縮にもつながる可能性があります。