
6月23日の夜明けから日没までの一斉捜査で、香港警察の組織犯罪・三合会課は入境事務処と連携し、油麻地、尖沙咀、佐敦の18か所を一斉摘発しました。この摘発は継続中の「トワイライト」シリーズの一環で、18歳から57歳までの30人の容疑者が、不法就労や売春施設の経営などの容疑で逮捕されました。捜査当局によると、東南アジア出身の女性14人が有効な就労ビザなしでマッサージ店で働いており、また中国本土出身の男性8人が不法滞在で逮捕されました。さらに、2人の疑わしい雇用主と6人の売春斡旋者も拘束されました。警察は現金120万香港ドル、コンドーム450個、偽造香港IDカード多数を押収しました。入境条例第38AA条により、退去命令を受けている者や訪問者は有償・無償を問わず就労が禁止されており、有罪判決を受けると最高5万香港ドルの罰金と3年の懲役が科されます。雇用主は就労資格の確認を怠るとさらに厳しい罰則が適用されます。関係当局は、夏の観光ピークに向けて娯楽地区での重点的な検査を継続すると強調しました。人事・モビリティ担当者にとっては、特に施設管理、飲食、パーソナルケアサービスの下請け業者の監査を徹底し、外国人スタッフが適切なビザを所持しているか確認する重要な教訓となります。派遣労働を利用する企業は、遵守証明の書面を求め、抜き打ち検査に備えてデジタルで保管しておくべきです。弁護士は、不法滞在者の雇用は「優秀人材入境計画」や「トップタレントパス」の申請に悪影響を及ぼす可能性があると指摘しており、入境事務処は雇用主の遵守履歴を審査時に重視しています。国境を越えた労働力を抱える企業は、書類確認の研修を強化し、検査日時や担当者、結果の記録を必ず残すことが求められます。
出典: Headline Daily