
2026年6月24日20時56分(CEST)、国境監視ポータルNakordoni.euのリアルタイムデータによると、ポーランドのクラコヴィエツ=コルチョヴァ国境検問所で約289台のトラックが入国待ちの状態で、貨物車両の通関開始までの推定待ち時間は578時間に達しています。この数値はアルゴリズムによるもので変動しますが、今後の予測ではピーク時に400台以上のトラックが列をなし、通関時間が30時間を超える可能性が示されています。国境警備関係者は、この混雑の原因を三つの要因に絞っています。ポーランドの学校休暇シーズンの開始、EUの入出国管理システム(Entry/Exit System)がポーランド・ウクライナ国境で稼働を始めたことによる追加の生体認証取得、そしてEUの一時的な関税免除を受けたウクライナ産農産物の輸出増加です。乗用車の待ち時間は約2時間と管理可能な範囲ですが、貨物輸送業者からはジェシュフやカトヴィツェの内陸倉庫で納期遅延が報告されています。通関業者は、このボトルネックがA4高速道路経由の自動車部品や日用消費財のサプライチェーン全体に波及する恐れがあると警告しています。企業はドロフスク経由やメディカ=モスティスカ間の鉄道ルートへの迂回を始めていますが、こちらの輸送能力は限られています。ポーランド財務省は、7月にCMR運送状の電子事前提出システムを試験導入し、車両処理時間を数分短縮する計画を明らかにしました。物流管理者には、ジャストインタイムのスケジュールに1日の余裕を持たせることと、ウクライナ側の現地施設が依然として不足していることをドライバーに周知するよう呼びかけています。国境専門家は、2027年にEUの欧州渡航情報認証システム(ETIAS)が稼働すると、ビザ免除国の商用ドライバーも別途渡航許可が必要となり、業界全体での免除措置がなければ新たな行政手続きの負担が増すと指摘しています。
出典: Nakordoni.eu