
コミュニティの支援者や規制当局が、カナダへの移住を目指すフィリピン人を狙った雇用詐欺の急増に警鐘を鳴らしています。2026年7月24日にFrequency Newsが報じた調査報告によると、詐欺師たちは有資格のリクルーターを装い、1万カナダドルを超える「保証された」就労許可パッケージを提供しています。被害者は観光ビザで入国後、約束された仕事が存在しないことに気づき、搾取や強制送還の危険にさらされるケースが多いといいます。移民・市民権コンサルタント協会(CICC)によれば、規制されたカナダの移民コンサルタントを装う無資格エージェントへの苦情は今年1月以降で倍増しています。IRCC(移民・難民・市民権カナダ)とフィリピン海外労働事務所は、リクルーターの資格や雇用主の雇用提供番号の確認方法を教育するオンラインウェビナーを共同で開催しています。雇用主にとっても、詐欺は企業の評判や法令遵守に関わるリスクを伴います。詐欺の求人には実在の企業名やCRA番号が使われることがあり、無防備な応募者やIRCCの調査が正規企業の人事部に及ぶこともあります。企業は無断求人広告の監視を強化し、速やかに差し止め通知を出すことが推奨されています。また、モビリティマネージャーは第三者リクルーターとの契約を見直し、エージェントがCICCの認可を受けているか、適正な状態かを確認すべきです。候補者が誤解を受けた場合、責任条項が適用される可能性があります。一方、オタワ政府は昨年のLMIA申請に導入された電子署名の安全対策に類似した、雇用主ポータル経由の求人に対するビデオ認証の義務化を検討中です。フィリピン人コミュニティ団体は、新規移住者に対し、カナダ政府の無料求人情報サイト「ジョブバンク」を利用し、就労許可証発行前に料金を要求するリクルーターを避けるよう強く呼びかけています。
出典: Frequency News