
9月21日、バルセロナ、イビサタウン、パルマ・デ・マヨルカの数千人の住民が、エル・プラット、イビサ、ソン・サント・ジョアン空港の滑走路延長とターミナル拡張計画に反対して街頭に繰り出しました。環境団体や地域住民組織、ホスピタリティ労働者らは「Ni Un Metro Más(これ以上の拡張は許さない)」をスローガンに行進し、過剰観光や騒音公害、家賃高騰がすでに地域の生活の質を脅かしていると訴えています。一方、スペインの空港運営会社アエナは、バルセロナ単独で年間最大8,500万人の旅客増加を見込み、企業旅行者が求める長距離便の拡充を図るため、24億ユーロの投資が不可欠だと説明。計画には、LCCと大型機が同時運用可能なリモートスタンドの追加や、MICEビジネスの促進を狙った会議施設の改修も含まれています。抗議者側は、パンデミック後の旅客数は夏のピーク時以外は完全に回復しておらず、スロット調整の見直しや鉄道利用促進で需要分散が可能だと反論。独立した環境影響評価が完了するまで凍結を求め、建設計画の遅延を招く市民的不服従行動の激化も辞さない構えです。カタルーニャやバレアレス諸島に拠点を置く多国籍企業にとっては、容量拡大の遅れが混雑の長期化や航空運賃の変動、貨物スペースの制限を招くリスクが高く、注視が必要です。モビリティマネージャーは、10月30日に予定されるアエナの株主総会に注目すべきで、ここで入札延期か計画推進かが決定される見込み。さらなる社会的混乱や地上支援スタッフのストライキを引き起こす可能性もあります。
出典: The Local Spain