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ロシュとネスレ、スイスの人口上限投票が企業の人材不足を招くと警告

6月 13, 2026
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ロシュとネスレ、スイスの人口上限投票が企業の人材不足を招くと警告
日曜日の国民投票を前に、ロシュやネスレといった一流企業が業界団体エコノミースイスと共に、「1000万人イニシアチブ」がスイスの外国人専門家誘致能力を著しく損なう恐れがあると率直に警鐘を鳴らしました。フォーチュン誌が6月12日に報じたところによると、世論調査は依然として拮抗しており、有権者の45%が人口上限設定に賛成、52%が反対の意向を示しています。もし承認されれば、憲法改正により人口が950万人に達した時点で政府は難民受け入れや家族再統合の制限措置を発動し、1000万人を超えた場合にはEUとの自由移動協定を停止しなければならなくなります。人口学者はこれが2040年代初頭に起こると予測しています。企業側は、EUからの人材確保が突然困難になることで研究開発の進行に支障をきたし、スイスの競争力が低下すると懸念しています。ロシュのバーゼル拠点マネージャーは、ライフサイエンス分野は「国内だけで必要なスキルを賄うことはできない」と述べ、ネスレもイノベーションの弱体化を警告しました。雇用主団体ディ・アルバイターは、厳格な人口上限は人口動態の現実を無視していると指摘。スイスはすでに労働年齢人口100人あたり30.2人の高齢者を抱え、過去最高の比率となっています。アナリストは今回の投票の経済的影響をブレグジットに例え、「賛成」票が多数を占めれば、ベルン政府はEUとの貿易、研究、航空に関する二国間協定の再交渉や離脱を余儀なくされると見ています。人事部門は、社内異動や隣接するEU諸国でのリモートワークの活用など、緊急時の採用計画を準備すべきでしょう。イニシアチブが可決されても即時の変更はなく、立法府が実施法案を策定するまで数年かかりますが、不確実性だけでも多国籍企業の本社が拡大計画を見直す可能性があります。人事責任者は6月14日の投票結果を受けて、経営陣や取締役会にシナリオプランニングの必要性を説明しておくことが望まれます。
出典: Fortune

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