
ブラジル港湾空港省は6月12日、国家民間航空局(ANAC)の2026年予算から削減されていた2,500万レアルを全額復元したことを確認した。5月末に突然の予算凍結が行われたため、ANACは非必須の監査や航空機認証、パイロットや整備士の免許試験を一時停止せざるを得ず、第三四半期に予定されていた新機材の納入や路線開設の遅延が懸念されていた。資金解放は連邦官報の6月12日付版で公示され、ANACは直ちに試験スケジュールを再開し、航空会社や整備工場、飛行学校での現地検査も再稼働した。航空安全に直結する業務は中断されていなかったものの、航空会社はすでに繁忙期の冬季休暇期間中にスロットや機材変更の混乱が起こる可能性を法人顧客に警告していた。インフラ関連団体や業界団体はこの決定を歓迎し、7つの物流協会は共同声明で「ブラジル史上最大の空港コンセッションサイクルの最中に規制当局を弱体化させることは投資家の信頼を損なう」と指摘した。復元された予算により、来週契約満了を迎える多数の外部検査員の解雇も回避された。国際モビリティ担当者にとっては、ブラジルの規制の不安定さを改めて認識させる出来事となった。認証の遅延はリース機の運航停止や新規法人路線の開設延期を招く可能性があるため、第三四半期に駐在員の異動やプロジェクト出張を計画している企業は、ANACが6月15日に更新する認証スケジュールを確認することが望ましい。一方、国家水路運輸庁(ANTAQ)も1,500万レアルの予算復元を受け、ブラジルの輸出回廊を支える港湾インフラ検査を再開したが、航空輸送への影響が国際モビリティ計画者にとってはより深刻な懸念材料となっている。
出典: CNN Brasil