
LATAM航空ブラジルは、7月の休暇シーズンの幕開けとして、サンパウロ/グアルーリョスからケープタウン(南アフリカ)、プンタカナ(ドミニカ共和国)、ウシュアイア(アルゼンチン)への直行便を開始しました。7月1日にケープタウンとウシュアイア、7月2日にプンタカナで就航したこの3路線の開設により、同社のブラジル発国際線は31の直行先に拡大し、30年の歴史で最大規模となりました。週3便運航のボーイング787-9(300席)によるケープタウン便は、2020年に途絶えた南大西洋路線を復活させ、BRICS加盟国間の貿易促進が期待されています。南アフリカの観光機関Wesgroは、初年度の訪問者支出を12億ランド(約6700万ドル)と見込んでいます。プンタカナには週5便のエアバスA320が投入され、ブラジルの旅行者にとってリマ経由を避けられるカリブ海への近道となり、ペソの切り下げでドミニカのリゾートがカンクンより競争力を増したことから、需要の高まりを捉えています。一方、季節限定のウシュアイア路線は冬季スポーツのブームに対応し、エンブラトゥールはブエノスアイレス経由を避けられることでスキー旅行パッケージの需要が28%増加すると予測しています。企業のモビリティマネージャーにとっては、新路線により移動時間の短縮、宿泊を伴う乗り継ぎの減少、そして生鮮品輸送の貨物容量増加がメリットとなります。2026年の最初の5か月で310万人の外国人到着者を扱ったグアルーリョス空港は、サンティアゴやボゴタのスロット制約を背景に、ラテンアメリカの主要ハブ空港としての地位強化を図っています。LATAMは、2027年にA321XLR機の導入が始まるとさらなる拡大が見込まれ、ヒューストン、テルアビブ、ドーハへの路線開設の可能性も検討中です。一方、環境NGOは、同社に対し成長戦略とネットゼロ目標を両立させるため、持続可能な航空燃料やアマゾンでのカーボンオフセットプロジェクトへの投資を求めています。
出典: VOE News