
ビジネススタンダードの月刊移民ダイジェストによると、カナダの大幅なエクスプレスエントリー制度変更に関するパブリックコメント(新たな賃金ベースのポイントシステムを含む)の締め切りは2026年5月24日です。今月中に即時発効する規則はありませんが、この期限が迫る中、州政府や雇用主、定住支援団体が最終設計に影響を与えようとロビー活動を強化しています。IRCC(移民・難民・市民権省)によれば、すでに4,000件以上の意見が寄せられており、多くは地方の求人に対する追加ポイントや州ごとの労働市場の不足認定を求めています。オンタリオ州とブリティッシュコロンビア州は、それぞれ観光や高齢者ケアなど低賃金ながら需要の高い分野が不利にならないよう、「画一的な賃金基準」を避けるよう連邦政府に要請しました。関係者はまた、フランス語カテゴリーの抽選が改訂後も存続するか、職業リストの更新頻度についても明確化を求めています。IRCCは今夏中に正式な回答を示し、その後カナダ官報で規則案を公表する予定です。雇用主にとっては、今回のパブリックコメントの最終段階が、新たなスコアリングルール施行前に進行中の候補者を特例措置で保護するなどの移行措置を要請できる最後の機会となります。モビリティマネージャーは業界団体と連携し、業種特有の懸念を記録に残すことが重要です。米国や欧州の大きな変化に比べ目立たないものの、カナダの今回の制度見直しは熟練労働者選定基準を長期にわたり再定義する可能性があり、5月は企業の移民戦略にとって重要な月となるでしょう。