
グチュセン税関労働組合は7月3日金曜日の午前8時から10時まで、トルコ管理下のファマグスタ港でストライキを行い、輸出入申告の受理と処理を一時的に停止しました。組合のエディズ・カナトル会長は、このストライキを「警告の一撃」と位置づけ、給与体系の交渉停滞と人手不足が1月以降、通関時間を倍増させていると述べました。近隣のレドラ通りやアイオス・ドメティオスの陸路検問所には影響が及ばなかったものの、港を北キプロスへの通路として利用するトラックには遅延が報告されました。ファマグスタ経由で原材料をニコシア周辺の工業地帯に運ぶキプロスの製造業者は、急遽ラルナカやメルシン経由に切り替えざるを得ず、追加の輸送費や納期遅延のリスクが生じています。カナトル会長は、港の「共同管理」側が北部の7%のインフレ率に見合った賃金調整案を提示しなければ、7月15日に24時間のストライキを計画していると警告しました。港を利用する企業には、供給スケジュールに10日間の余裕を持たせ、ATAカルネやEUR.1証明書の事前承認を確実に行うよう注意喚起しています。現地での書類サービスは今後のストライキ時に保証できないためです。この一連の動きは、分断された島の越境物流の脆弱性を浮き彫りにしています。2024年にグリーンラインの通過規制が緩和されて以降、南北間の貿易量は前年比18%増加しており、短時間の停止でもジャストインタイム生産チェーンに大きな影響を与えます。北キプロスに駐在する企業のモビリティマネージャーは、医療用品やIT機器などの重要輸入品の緊急対応計画を見直す必要があります。
出典: Cyprus-FAQ