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スペインの大量移民合法化をめぐるEU裁判所への付託に政府弁護士が反論

7月 5, 2026
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スペインの大量移民合法化をめぐるEU裁判所への付託に政府弁護士が反論
スペインが2026年4月14日に王令で承認した不法移民の大規模な一斉合法化措置が、初の大きな法的障害に直面しています。最高裁判所行政部は、アラゴン州とバレンシア州が提起した複数の異議申し立てを審理中で、先週には欧州連合法廷(CJEU)への予備的質問の可能性を示唆しました。問題となっているのは、亡命申請が却下された者が「アライゴ(arraigo)」を通じて居住許可を得られる規定と、多くの強制退去案件の保留を命じる規定が、2024年のEU移民・庇護パクトと矛盾しないかどうかの確認です。

7月3日遅くに提出された56ページの意見書で、国務弁護士事務所(Abogacía del Estado)は最高裁に審理停止を求めました。弁護士側は、EU法は人道的または社会経済的理由による特別許可の付与を明確に認めており、スペインは忠実な協力の原則を尊重していると主張しています。今の段階でCJEUに付託するのは「明らかに時期尚早」であり、ルクセンブルクの裁判官に却下される可能性もあると警告しています。

スペインの大量移民合法化をめぐるEU裁判所への付託に政府弁護士が反論


この手続き上の対立の背景には、前例のない規模のプログラムがあります。7月1日時点で包摂省は117万件の申請を受理し、すでに60万件以上の1年有効の居住・就労許可を承認しています。受益者の多くは農業、ホスピタリティ、家事労働といった慢性的な労働力不足が指摘される分野で働いています。企業や人材管理者にとっては法的な不確実性が大きく、もしCJEUが王令の一部を無効とすれば、新たに雇用された数千人の労働者が再び不法状態に陥り、給与計算や法令遵守に混乱が生じる恐れがあります。そのため、人事部門には社会保障登録を速やかに完了し、合法化の証明書類を保管し、最高裁の今後の動きを注視するよう助言が出されています。夏季休暇明けに審理が行われる見込みです。

政治的には、この対立はスペインの比較的寛容な移民政策が、多くのEU首都で採られている厳格な方針といかに乖離しているかを浮き彫りにしています。政府は「非公式経済を表舞台に引き出すために合法化が必要」と主張する一方、地域の原告側はマドリードがさらなる不法入国者を呼び寄せる磁石を作っていると非難しています。最高裁は、欧州全体に影響を及ぼす前例を作るリスクを取るのか、それとも国内問題として争いを収めるのか、判断を迫られています。
出典: El País

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