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ÖBB、信号制御室の火災を受けて重要な西線区間を7月20日に再開へ

7月 20, 2026
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ÖBB、信号制御室の火災を受けて重要な西線区間を7月20日に再開へ
オーストリアの国営鉄道ÖBBは、国内で最も利用者の多い長距離路線である西線(シュタルンバレンティン~リンツ間)で、7月20日(月)の始業時から通常運行を再開する見込みだと発表した。7月16日に発生した架線の短絡による火災で、地元の信号所の一部が焼失し、緊急ダイヤが敷かれていた。3日間にわたり、影響区間を通過できたのはRailjetエクスプレス、ドイツ行きのICE、夜行のNightjet列車のみで、インターシティはリンツとシュタルンバレンティンで折り返し運転、地域列車の乗客はバスで迂回させられた。

西線はオーストリアの旅客・貨物輸送の要であり、1日最大450本の長距離・地域列車に加え、民間のWESTbahnやドイツ、スイス、イタリア方面への貨物列車も運行されている。このため、今回の停止は国際ビジネス旅行やサプライチェーンのスケジュール、夏の旅行シーズンに大きな影響を及ぼした。

ÖBBは、損傷した信号設備の再配線、600メートルの架線交換、信号制御の再プログラムを昼夜問わず進め、路線速度160km/hの通常運行復帰を目指している。月曜からは「ほぼ通常の」ダイヤを約束しているが、速度制限の残存や空車の迂回運転により、週内は小規模な遅延が発生する可能性があると警告している。企業の出張担当者には、特にウィーン、リンツ、ザルツブルク、ミュンヘン間の朝のピーク時のRailjetやICEの運行状況と座席予約の確認を推奨している。ジャストインタイム輸送を利用する貨物業者も、出発時間や接続時間の再確認が必要だ。

今回の事故は、TEN-Tラインのライン・ドナウ幹線の冗長性に関する議論を再燃させている。商工会議所(WKO)は、リンツ~ヴェルス区間の複線化とデジタルERTMS導入の加速を政府に求め、路線の耐障害性向上を訴えている。一方、ÖBBは年間30億ユーロ以上の投資を既に行っていることを強調し、乗客に怪我がなかった点を指摘している。

利用者支援の観点からは、影響区間の切符は全額払い戻し可能とし、ÖBBとWESTbahnはリンツ、ヴェルス、シュタルンバレンティン間で相互に切符を利用可能とする協力を見せた。この珍しい連携は、今後の緊急時対応の先例となる可能性があると専門家は評価している。
出典: ÖBB press release

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