
中国東方航空は、週3便のエアバスA330による西安咸陽国際空港とウィーン国際空港間の直行便を開設し、中国北西部の都市に中央ヨーロッパへの初の直行便を提供しました。初便MU5063は4月21日午前1時52分に西安を出発し、約10時間後にオーストリアに到着。観光客や会議参加者、12トンの電子商取引貨物を搭載しました。古代シルクロードの発祥地であり、急成長中の航空宇宙・半導体拠点である西安にとって、この路線は長年の課題を解消します。これまでウィーンの国連機関やオーストリア本社の産業グループを訪れる旅客は、北京やフランクフルト経由で4~6時間の乗り継ぎを強いられていました。一方、オーストリアはパンデミックで失った中国路線を回復し、北京や上海への依存から脱却を図ります。ウィーン空港の幹部は、ハイテク、製薬、速達貨物の搭載能力が大幅に向上すると強調しました。空港の貨物部長は開設式で「中央ヨーロッパの製造業者は、中国内陸部へのドア・ツー・ドアの輸送時間が最大24時間短縮される」と述べました。フォワーダーは、ウィーンの道路輸送網を活用し、スロバキア、ハンガリー、南ドイツへの波及効果も期待しています。企業の出張担当者は、中国東方航空が西安の新拡張コンベンションセンターへの会議需要喚起のため、上海-フランクフルト路線より20%安い導入ビジネスクラス運賃を提供している点に注目すべきです。中国国内での乗り継ぎ旅客は、西安でのバンクウェーブにより3時間以内に40の国内目的地へ接続可能です。この路線は、北京の内陸省の国際化推進政策とも合致しています。地元当局は、マーケティング、スロット支援、貨物割引を含む1億円規模のインセンティブ制度を設け、さらなる欧州航空会社の誘致を目指しています。乗客数が目標の搭乗率に達すれば、2026/27年冬季には運航頻度が毎日に増便される見込みです。
出典: Air Cargo Week