
4月30日付のUAE日刊紙『The National』の報告によると、米国とイランの停戦を受けて湾岸航空会社は戦前の運航能力の最大80%を回復しているものの、インドとヨーロッパ間のルート変更により所要時間が1~3時間延びている。エミレーツ航空は4月23日に400便以上を運航し、2月28日の紛争開始以来の最高記録を更新。一方、エティハド航空は75%の運航能力で運行している。イランへのフライトは少なくとも8月31日まで運休が続き、イラク、レバノン、クウェート、カタールへの複数路線も5月30日まで運休中だ。カタール航空は5月1日からコジコードやケララ州の路線を再開するが、航空会社は遅延便の処理に追われており座席数は限られている。インドの企業にとっては部分的な回復がサプライチェーンの圧力を和らげる一方、ムンバイ-ロンドンなど需要の高い路線では運賃が1月平均より25~30%高騰している。移動担当チームは旅費の増加を見込んだ予算編成と乗務員交代のための余裕時間確保が必要だ。貨物の腹持ちスペース不足も続いており、通常ドーハやドバイ経由で輸出されるバンガロールやハイデラバード発の時間厳守が求められる医薬品やIT機器に影響が出ている。