
スペインの46の商業空港を運営する国営企業Aenaは、2026年5月に3,600万人の旅客を取り扱い、同月として過去最高を記録したと今朝発表しました。これは2025年5月比で7%の増加です。航空機の発着回数は31万回に達し、5.8%増加。貨物輸送量も世界的な貨物需要の低迷にもかかわらず4.9%増加しました。この数字の背景には複数の要因が絡んでいます。ヨーロッパの回復に伴うレジャーブームと地中海地域のハイシーズンの早期到来が重なり、さらに4月にスペインが主要空港での生体認証による入出国検査を一時停止したことで、平均的な入国審査時間が数分短縮されました。旅行アナリストは、1月18日にサラゴサ近郊で発生した鉄道事故の影響で、一部の国内企業出張者が短距離航空便に戻ったことも指摘しています。グローバルモビリティマネージャーにとって注目すべきは、単なる旅客数の増加だけでなく、供給能力の回復です。Aenaはパンデミック前の長距離便の94%が現在稼働しており、スペインの主要空港とアジアやラテンアメリカの二次都市間の直行便が復活したと確認しました。マドリード、バルセロナ、マラガの成長著しいテクノロジー地区に人材を移す企業は、より予測可能な到着時間を期待できます。一方で、ピーク時の入国審査の待ち時間は再び30分近くに迫っており、Aenaは航空会社に大型機の到着時間の分散を要請しています。航空会社はチェックイン締切時間を早める対応を取っており、モビリティチームは早朝便を利用する出張者に注意喚起を行う必要があります。今後については、Aenaは2026年の年間旅客数を3億2,500万人と見込んでおり、この数字が達成されれば、スペインは英国に次ぐヨーロッパ第2位の航空市場としての地位を確固たるものにし、パンデミック前のフランスやドイツを大きく上回ることになります。
出典: MarketScreener