
デジタル・人口データサービス庁は9月14日、Suomi.fiモバイルアプリによる本人確認が「一部のみ利用可能」とする障害通知を発表しました。Android 14のトークン更新エラーに起因するこの不具合により、一部ユーザーが移民局の「Enter Finland」居住許可ポータルや税務署の「MyTax」サービスなど政府のオンラインサービスにログインできなくなりました。障害は6時間未満で解消されましたが、特に海外在住の非居住者に大きな影響を与え、就労・留学許可申請の追加書類提出に支障が出ました。複数の留学生は、週次処理の締切前に資金証明をアップロードできなかったと地元メディアに語っています。企業の人事部門も影響を受け、EU外からの採用者を対象としたFast-Track Dビザの手続きで、電子承認システムの委任作成を延期するか、紙の委任状に切り替える必要が生じ、居住許可申請に一時的な遅れが発生しました。庁は18時(EEST)までに緊急修正を実施し、ユーザーにアプリの更新とキャッシュされた認証情報のクリアを呼びかけました。恒久的な修正は来週リリース予定のバージョン2.4で提供されます。さらに、10月1日に施行される新たなデジタルID法に合わせ、EU全域で利用可能なデジタルウォレットを用いたバックアップ認証の導入を加速させる計画も発表されました。グローバルモビリティ担当者にとっては、在外スタッフの重要な申請を扱う際に、フィンランドのオンラインバンキング認証やモバイル証明書SIMなど代替ログイン手段を確保しておくことの重要性を改めて示す出来事となりました。