
2026年3月6日、IRCCは新設された「カナダでの就労経験を持つシニアマネージャー」向けカテゴリーによる初のエクスプレス・エントリー抽選(第402回)の結果を発表しました。前日に行われたこの抽選では、総合ランキングシステム(CRS)で429点以上を獲得した経営幹部250名に申請招待状(ITA)が発行されました。この新カテゴリーは、2026年に拡充された職業別選考枠組み(「バージョン1」)の一環で、対象となる国家職業分類(NOC)コードは金融・通信・その他ビジネスサービスのシニアマネージャー(00012)、医療・教育・社会サービス(00013)、貿易・放送・その他サービス(00014)、建設・運輸・生産・公益事業(00015)の4つに限定されています。さらに、過去3年以内にカナダで12か月以上のフルタイム就労経験が必要です。429点というCRSのカットオフは、2025年の他の高技能抽選に比べてかなり低く、カナダ企業を牽引するリーダー人材の確保に対するオタワの強い意志を示しています。企業の人事担当者にとっては、Cクラスや副社長レベルの外国人が州の指名なしで永住権を現実的に目指せるチャンスが生まれたことを意味します。今回の抽選は3月初旬だけで5回目となり、2026年の申請招待状発行数は1万件を超えました。専門家は、住宅問題への対応で全体の移民目標がやや抑制されている中でも、生産性向上に直結するカテゴリーに注力している証拠と見ています。ITAを受け取った候補者は60日以内に完全な電子申請書を提出する必要があり、雇用主は医療検査や警察証明、資金証明書の準備を支援し、現行の就労許可証が切れる前に永住権取得を確実にすることが求められます。招待枠は250名と限られているため、需要が供給を上回る可能性が高く、今後のカットオフスコアは人材プールの動向により上昇することが予想されます。