
フェアワーク・オンブズマン(FWO)とオーストラリア国境警備隊(ABF)は、6月15日にブリスベン、サンシャインコースト、モートンベイの40の飲食店、美容院、小売店、医療施設で抜き打ち検査を実施したと発表しました。検査官は労働時間や賃金記録を確認し、多くがサブクラス482(技能需要)ビザ保持者のスタッフに面談を行い、2024年施行の移民改正法(雇用主遵守強化法)への適合状況を調査しました。ABFのジョン・テイラー司令官は、移民ステータスを利用した搾取が現在は刑事犯罪であり、最長2年の懲役刑が科されると警告しました。これらの摘発は、2025年に開始された内務省のスポンサー監視ユニットによる給与情報とビザ条件のデータ照合と連動しています。クイーンズランド州での初期調査では、複数の雇用主が給与明細の未発行や不完全な勤務表の管理といった問題を抱えており、これらは違反通知や訴訟の対象となる可能性があります。フランチャイズ店舗を運営する多国籍企業や労働派遣を利用する企業にとっては、HRファイルの監査が重要であり、ビザ保持者の労働時間や職務内容は指名内容と一致させ、ABFの抜き打ち検査に備えて就労資格確認書類を保管する必要があります。FWOはまた、オーストラリアの新しい「切断権(仕事からの切り離し権)」規定や、通報者をビザ取消しから守る「報告保護強化パイロット」などのビザ関連保護措置について労働者に説明しました。違反が確認された企業は、未払い賃金の支払い、スタッフ研修、定期的な給与監査を義務付ける裁判所執行可能な誓約を求められます。再犯者はスポンサーライセンスの停止リスクがあり、重要な技能労働者が職を失う恐れがあります。したがって、モビリティチームは2026年のコンプライアンス計画にフェアワークのギャップ分析を組み込むべきです。