
7月17日の4時間にわたる特別会議の末、香港立法会は「黄崗港香港港区法案」を可決し、現在の落馬洲・福田ポイントの東側に新たに70万平方メートルの陸路検問所を設置する法的枠組みを整えました。7月31日の開港を目指すこの港は、香港と中国本土の出入国手続きを一度に済ませる共同設置モデルを採用し、通過時間をわずか5分に短縮。1日あたり20万人の旅客と1万5千台の車両の処理能力を実現します。大湾区の通勤者や越境トラック運転手にとって、24時間稼働のこの検問所は深圳湾や落馬洲の混雑緩和に寄与し、天候やセキュリティ上のトラブル時の代替ルートとしても期待されています。運輸署はすでに7路線のバス、6路線のミニバス、強化された越境バスサービスの準備を進めており、深圳メトロ7号線も直接接続される予定です。広東省で製造拠点を持ち、香港に経営陣を置く企業にとっては大きなメリットとなるでしょう。米国の電子機器企業のサプライチェーン担当者は「ドア・ツー・ドアのトラック輸送の時間帯が広がり、前海のテックパークとセントラルの役員会議室間の同日シャトル運行も現実的になる」と指摘します。一方で、通関業者は新たなデジタル検査システムにより、貨物マニフェストの事前アップロードや厳格なデータ共有が求められる可能性があると警告しています。鄧炳強(クリス・タン)保安局長は、7月末までに共同システムのテストや緊急訓練を実施すると述べました。企業は車両許可証の割当や生体認証登録に関する官報の指針を注視すべきであり、共同設置モデルでは通常、運転手やナンバープレートの事前登録が義務付けられます。