
香港政府は7月24日、新たに開設される黄岡口岸香港口岸区域の運用を支えるための6件の補助法令を官報に掲載しました。この口岸は7月31日から、完全な税関・出入国管理の共同設置モデルで運用を開始する予定です。規則では、出入国手続き、通貨申告義務、タクシーの乗り入れ区域、そして深圳側の指定香港区域内での通信免除措置が明記されています。特に注目すべきは、出入国管理局に現地での拘留施設設置と逮捕権行使を認める点で、既存の陸路検問所と同様の権限が付与されます。現金や有価証券を12万香港ドル超持ち込む旅行者は、香港税関に申告が義務付けられ、空港で適用されているマネーロンダリング防止基準と整合されます。交通面では、新界地区のタクシーが口岸区域内のどこでも運行可能となり、越境ドライバーには「許可道路」の定義が明確化され、深圳地下鉄へのラストマイル輸送を担うシャトルバス事業者にとって重要な指針となります。北京が認可した中国本土の携帯通信事業者は、口岸区域内でのサービス提供に際し香港の免許を免除され、通関中の旅行者に途切れない通信環境を保証します。これらの法令は立法会に提出され、否決されなければ成立する見込みで、7月31日の開業に間に合う見通しです。深圳と香港間で人員の頻繁な往来がある多国籍企業は、24時間対応の乗客通関が可能となる新口岸の恩恵を受けるでしょう。移民コンサルタントは、香港職員が中国本土内で業務を行う共同設置方式は通過を効率化する一方で、書類の有効性や現場での執行に関する遵守問題を生じさせると指摘しています。企業は新たな申告基準を反映した社員の渡航規定を更新し、口岸を利用するドライバーには貨物価値の二言語証明書の携帯を徹底させる必要があります。
出典: news.gov.hk