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フランス、EU入出国管理システムを完全導入 ビジネス渡航者にも生体認証による入国審査を実施

4月 17, 2026
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フランス、EU入出国管理システムを完全導入 ビジネス渡航者にも生体認証による入国審査を実施
フランスは2026年4月16日、すべての外部国境検問所(空港、港湾、英仏海峡トンネル)を欧州連合(EU)の新しい入出国管理システム(EES)に正式に導入しました。この節目により、非EU訪問者の多くに対して手動のパスポートスタンプは廃止され、代わりに自動キオスクでパスポートのスキャンと指紋・顔認証が行われます。これらの情報は即座に中央のEUデータベースに共有され、到着・出発の正確な日時と場所が記録されます。

EESはシェンゲン圏の短期滞在ルール(非EU国籍者は180日間で最大90日間の滞在に制限)を厳格に運用し、超過滞在の自動警告を発します。パリ、リヨン、トゥールーズなどで短期出張を繰り返す多国籍企業にとっては、従来の紙スタンプ方式にあった誤差の余地がなくなり、従業員の渡航管理をより正確に行う必要があります。誤って滞在超過となると罰金や将来の入国禁止措置が科される可能性があるためです。

フランス、EU入出国管理システムを完全導入 ビジネス渡航者にも生体認証による入国審査を実施


旅行者にとっては一長一短です。閑散時はセルフサービスキオスクでの手続きが数分短縮されますが、ピーク時には生体認証のために待ち時間が延びることもあります。フランスの空港運営会社ADPによると、初回登録には45~90秒かかり、従来のスタンプの3倍の時間が必要です。このためシャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港ではスタッフの再配置や二言語対応の「ビジネスレーン」案内を強化しています。頻繁に渡航する人は「再訪問者」用の電子ゲートを利用でき、初回登録後は処理時間が大幅に短縮されます。

企業のモビリティ担当者は速やかに渡航ポリシーを更新し、管理者は新制度の説明を行い、初回の渡航時には空港で余裕を持ったスケジュールを組むことを推奨します。また、フランスの長期滞在許可証(titre de séjour)を持つ社員はEES登録が免除されるため、許可証の携帯を忘れないよう注意喚起が必要です。航空会社も「運送責任」規則により乗客の登録状況を確認し、未登録者の搭乗を拒否する場合があります。

今後、2026年末までにEESに加え、米国のESTAに類似した事前渡航認証システム「ETIAS」が導入される予定です。フランスのスムーズな切り替えは、この次世代のデジタル国境管理プロジェクトの最前線に立つことを意味します。フランスを経由して人材を移動させる企業は、パスポートデータの取得をモビリティ管理ソフトに組み込み、ETIASの開始日や航空会社の試験運用に関する最新情報を注視する必要があります。
出典: Travel And Tour World

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