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イタリアの外国人労働者向け「シングルパーミット」制度が施行、到着後の手続き期間を30日に短縮

5月 23, 2026
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イタリアの外国人労働者向け「シングルパーミット」制度が施行、到着後の手続き期間を30日に短縮
イタリアの非EU人材向け移民制度の長年待望された大改革が、2026年5月22日に実現しました。EU指令2024/1233を実施する立法令83/2026号が正式に施行され、居住許可と就労許可を一体化した電子カード「Permesso unico lavoro(単一労働許可証)」が導入されました。これにより、イタリアは多くのEU加盟国と同様の制度となり、企業にとってより予測可能なスケジュールが確立されました。

新制度では、入国から就労開始までの90日間の手続きが明確に区分され、国外で労働局(Sportello Unico)が就労許可(nulla osta)を発行する期間は最大60日、入国後に警察本部(Questura)が物理的な許可証を発行する期限は厳格な30日と定められています。更新申請はこれまでの60日前から90日前に前倒しされ、Questuraも同様に90日以内に判断を下す義務があります。期限を守らない場合は申請者に有利な黙示の同意規定が適用され、官僚的な遅延による派遣の停滞リスクが大幅に軽減されます。

イタリアの外国人労働者向け「シングルパーミット」制度が施行、到着後の手続き期間を30日に短縮


セキュリティ面も強化され、新しい生体認証カードには不正防止チップが搭載され、「perm. unico lavoro」の明確な表記と、労働条件に関する詳細な注記欄が設けられています。雇用主は、肯定的・否定的を問わずすべての公式連絡を外国人労働者に伝達する義務があり、これまでしばしば情報不足で不安を抱えていた派遣者の問題を解消します。

一方で、単一許可証の対象外となる22のカテゴリーも存在します。自営業の創業者や投資家、派遣契約労働者、社内管理職、船員、そして特にデジタルノマドビザ保持者などが該当し、これらのグループは引き続き個別の手続きを踏む必要があります。ただし、6月1日に全シェンゲン短期滞在者向けの電子DigiVisaプラットフォームが稼働すれば、さらなる手続きの統合も期待されています。

多国籍企業にとっては即効性のある影響が見込まれます。人事部門は開始日をより確実に計画でき、繰り返しの渡航や宿泊予約の変更に伴うコスト削減が期待されます。一方で、雇用主の通知義務の強化やカードに記録される情報の拡充により、労働監査官によるコンプライアンス確認が容易になり、正確な派遣通知書の作成や公正な賃金支払いの重要性が一層高まるでしょう。
出典: Integrazione Migranti – Ministry of Labour portal

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