
6月12日午後、プラハのヴァーツラフ・ハヴェル空港で中央情報システムが約13時30分(CEST)に停止し、利用者に混乱が生じました。両ターミナルの出発・到着案内板が消灯し、館内放送も断続的にしか流れず、スタッフは社内メールにもアクセスできない状況に。空港は13時50分にSNS「X」でこの事態を公表し、公式サイトもダウンしていると伝えました。安全に直結する航空管制システムには影響がなかったものの、リアルタイムのゲート情報が得られず、案内カウンターには長蛇の列ができ、航空会社はメガホンで搭乗案内を行う事態に。スマートウィングスやブリティッシュ・エアウェイズなど複数の航空会社は、乗客にモバイルアプリでのゲート情報確認を呼びかけました。空港広報によると、原因は共用旅客処理システム(CUPPS)のソフトウェア更新が旧式の表示機器と不整合を起こしたことにあると判明。17時10分までにほとんどの画面は復旧したものの、メールサービスは夜間の完全再起動まで不安定な状態が続く見込みです。フライトの欠航はなかったものの、少なくとも28便が30分以上の遅延を記録し、ロンドン・ヒースローやフランクフルトでの乗り継ぎにも影響が波及しました。地上支援会社メンジーズ・アビエーションは、停電中の追加人員費用を空港運営側に請求する意向を示しています。移動管理者にとっては、プラハ経由の旅行者に航空会社のアプリをダウンロードしプッシュ通知を有効にするよう促す重要な教訓となりました。時間厳守が求められる貨物をPRG経由で輸送する企業は、夏季に予定されているIT耐久性監査の完了まで、予備の余裕時間や代替ルートの検討を進めるべきでしょう。
出典: Patria CZ / ČTK